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吉野家ホールディングス 2014年株主総会にいってきました。

 2014年5月22日招集の株式会社吉野家ホールディングスの株主総会にいってきました。

 会場は東京中野です。昨年から、吉野家ホールディングスのグループCEO川村氏が、議長を努めています。カリスマ経営者、安部氏は事業会社吉野家の社長として、40代の若きCEOを見守る姿が印象的でした。
 株主総会入場票にお付けしておりました牛丼お食事券の配布はとりやめとさせていただきます。何卒ご理解くださりますようにお願い申し上げます。

 開封していきなりのサプライズです。昨年まで牛丼お食事券が2枚ほど、総会の入場券にオマケで付いていました。本年より廃止です。2年前、マクドナルドが株主総会のお土産を廃止しました。最近は”お土産廃止、コジキ退散”が流行りです。株主を公平に扱うという観点ですが、「時間と交通費かけて来ているんだヨ」という発言がありました。お土産は検討するという回答でしたが、わざわざ来場している株主は、会社の経営に関心があるマジメな方が大半だと思います。むしろ、質疑に時間をかけたり、懇親の機会がある方が良いかなと思います。それはさておき、
見どころは、なんといっても第2号議案です。安部氏のグループ取締役退任です。その体制を支えた経営チーム、取締役4名が退任されます。1980年代に吉野家は一度倒産しかけたことがありました。安部氏は1992年に40代の若さで経営のバトンを引き継ぎ、その後、外食のリーディングカンパニーにまで成長を牽引されました。
 昨年は、牛丼並盛280円が客数の回復につながりました。また、牛すき鍋膳が話題となり、売上が回復傾向にあります。

『牛すき鍋膳』 『牛チゲ鍋膳』 吉野家の 新登場のお知らせ


 既存店売上高は、2013年には通期で107.3%となりました。客数の増加が寄与しています。特に、牛丼並盛り280円の投入があった4月以降の客数は昨対超えが続いています。12月の牛すき鍋膳の投入で、以降の客単価も回復しつつあります。ちなみにですが、吉野家とはなまるの客数は、丼(どんぶり)の数でカウントしているそうです。京樽などは、一般的なレジ通過のトランザクションでカウントしています。

株式会社吉野家 2013年度月次推移 (2013年3月~2014年2月)



マクドナルドの100円マックが客数、てりたま、月見が客単価という関係と似ています。これからは、単価の高いスペシャリティメニューの投入が鍵になると思います。なんだか、マーケティングの教科書にでも出てきそうな事例ですが、これだけ教科書通りの事例も珍しいです。現実には、様々の要因が重なってうまくいかないものですが、戦略を担当する本部とオペレーションを担当する店舗の双方が上手く機能しました。
2012年は97.7%でした。そこから約10%の増加です。発射台が低かったとの見方もできますが、昨対で110%に迫るのは、なかなかできません。とりわけ、昔からの店舗が多い会社の場合、既存店売上高の回復はインパクトがあります。

株式会社吉野家 2012年度月次推移 (2012年3月~2013年2月)


吉野家ホールディングスの2013年連結売上高は1734億円です。そのうち国内吉野家は929億円です。全体に占める割合は53%になります。はなまるは181億円で、その比率は約10%です。主力事業である吉野家の業績が、吉野家ホールディングス全体に大きく影響します。


事業会社吉野家は、現在も安部氏が社長として、辣腕をふるっています。グループの取締役は退任されますが、その後も要職にはお就きなるそうです。すべての議案の採決あと、「とにかく吉野家が好きで」と、ご挨拶がありました。経営陣の承継は3年前から進めてきたということです。役目を終えて、退任されるのは吉野家らしい粋を感じます。私は1株だけですが、もうかれこれ10年近く株を持たせていただいています。安部氏の見納めかと思うと寂しいですね。


吉野家ホールディングス(証券コード9816)2013年 株主総会に行ってきました。 | サイゴンのうさぎ : 



by カエレバ
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