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小額米ドル建て小切手の取り立てをどうするか。

 何かの拍子に米ドル建て小切手を、手にすることもあるかもしれません。その換金方法です。

 その小切手、振り出しは米国の銀行です。Googleアドセンスが小切手のみの時代がありました。その他に、米国のVATや所得税の還付、エアラインのリファンドなど、時々手にしてします。これを日本で換金しようとしたら、結構な手間がかかります。主な換金手段です。

  • シティバンク
  • 邦銀
  • 換金業者
  • PayPal
  • 米国の銀行

基本的には銀行で換金します。ただし、銀行決済は手数料が高いのが難点です。3000~5000円ほどかかります。1万ドルの高額小切手ならまだしも、10~100ドルの小額決済で使うには、手数料で額面割れすることがあります。手間暇かかるのと、そもそも他国の商習慣にサービス提供しているだけ、ありがたいかもしれません。早速、見て行きたいと思います。

シティバンク

 シティバンクは、自行振り出しの場合は無料です。シティバンク以外の米国銀行の振り出し小切手は、1000円(2014年1月)です。しかしながら、口座取得が条件となっていて、月額2100円の口座維持手数料がかかります。クレジットカードや月間平均預金残高で、無料になる条件があります。残高をゼロにしておくか、用がすんだら即解約というのも、ひとつの手ですが、ちょい面倒です。

[PDF] シティバンク 手数料


邦銀


 上記は、三菱東京UFJですが、りそな銀行と新生銀行が若干安い程度で、総じて横並びです。4000~5000円程度が相場でしょうか。地銀で安いところがありますが、窓口に出向くのと、1ヶ月程の時間がかかるのが難点です。また、取引支店に口座を持っていることが条件になっているところが多いです。

外為手数料 | 三菱東京UFJ銀行 : 
みずほ銀行:外国為替関係主要手数料一覧表(法人・個人事業主のお客さま用) : 
三井住友銀行手数料
手数料情報|金利・手数料|りそな銀行 : 
手数料一覧 | 新生銀行 : 


換金業者

 値段とスピードなら、専門の換金業者になります。相場は額面の10%や$20程度です。郵送に対応しているうえ、10日程で換金可能です。ただし、いいことばかりではなく、信用リスクがあります。これまで、業者が破綻したケースがありました。


リンクセンスは20年ほど営業していた会社なのですが、2013年10月に破産宣告しました。最近は決済手段が多様化してきて、小切手の需要が少なくなってきたのか、当局の規制が強化されたのか分かりませんが、業者自体が少なくなってきています。換金業者は、米国のエージェントに換金依頼をしているようです。営業している換金業者は、チェックチェンジャードットコムだけになりました。少々リスクテイクな取り立て手段といえますので、利用する際は、直接問い合わせをするなど、確認はすべきです。

小切手換金代行サービスのチェックチェンジャードットコム : 


PayPal

 PayPalではオンラインで、チェックデポジットができるサービスがあります。スマートフォンのカメラで撮影して、PayPal口座に入金できる便利なサービスです。ただ、米国居住者向けのサービスなので、利用するにはいくつか突破する壁があります。

PayPal iPhone app now lets you add money to your account for free : 


米国の銀行

小切手の換金は、米国銀行を口座開設して、郵送するのが便利です。米国銀行であればチェックデポジットは大抵無料です。ただ、シティバンクのように、口座の維持に手数料がかかります。米国銀行口座は、e-bayや米Amazonでセラーの決済に使えますが、普段あまり使い道がありません。円転するときの送金手段は、ドル建て小切手になるケースが多いです。

海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》 | 三菱東京UFJ銀行 : 
Payoneer > Home : 



こうして見てみると、手数料ではシティバンクに軍配があがりますが、口座がある邦銀に問い合わせてみるのが、無難といえます。あとは、個々人の判断で換金業者になりそうです。最近話題のPayoneerが、小切手入金に対応していれば良いのですが、電子振込のみです。$20~$30の小額小切手なら、ボランティアやNPO、教会に寄付してしまうのも一案です。以前、シティバンクに口座を持っていました。90年代の半ばごろで口座維持手数料は無料でした。当時は、テレフォンバンキングや24時間無料のATMなど、邦銀にはない斬新なサービスでしたが、次第に口座を維持するハードルが高くなりました。一方で、邦銀のサービスが相対的に向上してきたので、2000年代の半ばくらいで解約しました。小切手を受けとってしまったら致し方ないですが、受け取る前に銀行振込やPayPalなど、他の受け取り手段を検討すべきですね。


小額米ドル建て小切手の取り立て チェックチェンジャードットコム を使ってみた。 | サイゴンのうさぎ :

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