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いや、ちょっと違うと思う 日本通信 b-mobile X-SIM。

日本通信から、b-mobile X-SIMというSIMカードが発表されました。
  • SIMパッケージ名:b-mobile X SIM
  • SIMパッケージ料金:3000円(税抜)
  • SIMカードサイズ:標準SIM、マイクロSIM、ナノSIM
  • プランI、プランN、プランBの3プラン
  • 各容量を使い切ると、200kbpsに制限される。
  • 各プラン変更手数料は無料
  • 発売日:2014年1月31日

b-mobile X SIMなら、評価が高い3つの人気のパターン、プラン I、プラン N、プラン Bをぜんぶ試してみることができるのです。しかも、変更手数料は無料。自分にぴったりのプランを見つけることができる、それがb-mobile X SIMなのです。

ということです。日本通信は、新しいサービスが登場しても、既存サービスの焼き直しが多いのですが、これは面白いです。プランI、プランN、プランBの3プランあります。この頭文字から想像つきますよね。IIJmio、NTTコミュニケーションズ OCN、BIGLOBEの御三家対抗プランです。各プランの変更手数料は無料です。3社の使い勝手を試すことができるのが売りです。それでは、早速見て行きたいと思います。

b-mobile X(エックス) SIM| b-mobile SIM : 
日本通信 bモバイル X SIM


プランI

プランIは、IIJmio対抗です。IIJmioは月500MBの高速化容量が付与されます。X SIMプランIは、600MB利用できます。月額945円です。利用可能データ量は翌料金月に引き継ぐことはできません。
IIJmioの良い所は、普段は200kbpsで接続して、高速化したいときだけ切り替えることができるクーポンスイッチにあります。これは、割り当てられた高速化容量をアプリでオン・オフの操作をして、利用することができます。VoIPサービスを利用するときや、動画を見るときに、クーポンオン!といった使い方です。容量は翌月に持ち越すことができます。この使い勝手の良さが、IIJmioの魅力なので、容量多ければ良いというものでもありません。

mio高速モバイル/D - クーポンとは : 


プランN

プランNは、NTTコミュニケーションズ OCN対抗です。OCNモバイルONEは、30MB/日の容量が利用できます。月額980円です。X SIMプランNは、40MB/日利用できます。
OCNモバイルONEの良いところは、プランに柔軟性があり、その時々の利用スタイルの応じて、プラン変更やSIMカードの追加ができることにあります。スマートフォンでSIM1枚使っているけど、タブレット買うからSIM1枚追加とか、家族で使うから2GBのプランで、といった使い方です。このプランの柔軟性がOCNの魅力なので、容量多ければ良いというものでもありません。

料金 | OCN モバイル ONE : 


プランB

プランBは、BIGLOBE対抗です。BIGLOBEは2GB/月の容量が使えます。月額1580円です。X SIMプランNは、2.2GB/月利用できます。
私はBIGLOBEを使ったことはないので、使い勝手は想像するしかないのですが、BIGLOBEは特定ISPが利用できます。BIGLOBE契約者は、ISP利用料の210円が減額されます。それだけでなく、特定ISPのHi-Hoを使えば、この210円がかからず、1370円で利用できます。また、公衆無線LANがオマケでついてきます。この回線契約をまとめるみたいなところが魅力だと思うので、容量多ければ良いというものでもありません。特定ISPについては、「自己満 備忘録」さんがご説明をされています。私も折をみて、試してみたいと思います。

BIGLOBE LTE・3G
hi-ho : 
「BIGLOBE LTE・3G」の月額料金を安くする方法(エントリープランなら770円/月) | 自己満 備忘録 : 

hi-ho のBIGLOBE 特定ISP会員向け特約 を申し込みました。 | サイゴンのうさぎ : 

日本通信特有の制限

どのプランも容量を消化した後は、200kbpsに制限されます。相変わらずですが、200kbps時にwebアクセレータが使用されます。プロキシに強制接続され、画像は圧縮して劣化します。いや、劣化は勘弁というときは、VPNを展開すれば回避できますが、今どきそんなことやってられません。
MVNOサービスには、持病としてセルスタンバイ問題があります、これは必ず発生するものではなく、端末やAPNとの相性にもよります。その解決策として有効なのが、SMS(ショートメール)です。残念ながら、日本通信は提供していません。IIJmioやOCNは、SMSが利用できるというのが、ひとつの売りになっています。また、動画再生や連続したデータ通信には、トラフィック制限が設けられています。具体的には、YouTubeの再生やLINEの音声通話が遮断されます。IIJmioはこの下りストリームの遮断がないので、発売当時、人気を博しました。そもそも、御三家はこうした制限がないところに、使い勝手の良さがあります。


日本通信は、ドコモMVNO黎明期からある老舗MVNO事業者です。低速化や容量制限をすることで、パケット通信費を引き下げ、市場を切り開いた功績は大です。以前、U300やイオンプランAを使っていましたが、日本通信特有の制限には閉口しました。当時は、他に選択肢がなかったので、致し方なかったのですが、今やタケノコのようにあります。価格競争や差別化要素が容量だけでなく、今は、なんかこう品質や利便性みたいなものが求められていると思います。



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