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Picasa をクラウド動画ライブラリーにして、スマートフォンで見る。

スマートフォンとPC間のデータ共有~クラウド化でネックとなるのが、動画ファイルです。
動画ファイルはストレージ容量を圧迫するし、1度見たら2度目はほとんど見ません。しかしながら、時々、ふと、見たくなります。クラウドに置いて、利用するには最適なのですが、オンラインストレージは、無料の容量が少なかったり、再生プレーヤーが対応してなかったりするので、正直、置き場に困ります。そこで、Picasaを動画用クラウド・ライブラリーとして、活用してみることにしました。

準備物

  • 動画ファイル
  • DVDFabやHandBrakeなどのリッピングソフト
  • Picasa 3.9


ただ、気を付けなければならないのが、著作物の扱いです。YouTubeやMegauploadなどの状況を見ると、非公開でも、いつでも公開可能な状態で著作物をネット上に置くと、削除されたり、アクセスできなくなったり、著作権管理者から訴えられたりと、何がおこるか分からないリスクがあります。こうした、新しいモノやサービスが出てきたときは、必ず議論のあるところだと思います。あくまでも、私的使用、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内で、利用することに留意します。

動画ファイルをPicasaにアップロードできるようにする

動画のアップロードの要件にあったファイル形式にします。ISOファイルやTSファイルなどは、DVDFabやHandBrakeなどで、H.264のmp4ファイルにリッピングします。マイナーなコーディックや解像度が合わないと再生できません。また、端末の再生可能な解像度を、超えないように注意します。



動画ファイルを15分以内にします。PicasaはGoogle+と連携させると、15分以内の動画ファイルは保存容量にカウントされません。DVDならチャプターごとに分割して、リッピングすると、たいてい15分以内の動画になります。

Picasaウェブアルバムにアップロードする

Picasaはフォルダ単位で、アルバムとして管理されます。Picasa3.9の「ウェブに同期:オン」にして、アップロードします。意味があるかどうか分かりませんが、このとき、「非公開設定:自分だけ」にして、配布や流布が目的でないという意思を示します。リッピングソフトの出力フォルダと、Picasaのアップロードフォルダを、「同期:オン」にセットしておくと、同時並行的に作業が進みます。リッピングを終えた分割したファイルが、順次アップロードされていきます。2時間程度の動画、1~2GBぐらいのmp4ファイルなら、2~3時間が目安です。
これで、Picasaの無料の制限容量内で、動画ライブラリーができます。

スマートフォンで見る

Android標準のギャラリーから、Picasaの動画ファイルが再生できます。端末とバージョンによっては、ギャラリーが対応しない場合があります。
「この動画は再生できません」となったときには、Picasa toolアプリを使います。こちらは、Google謹製ではありませんが、検索機能が付いているので使いやすいです。

こうして、Picasaをクラウド動画ライブラリー化して、スマートフォンでストリーム再生できるようになりました。


動画のリッピング作業とアップロードに時間がかかるので、これを同時並行的にやるのがコツです。回線速度はMbps以上でないと、ストリーム再生は無理です。また、2時間くらいの動画再生には、1~2GB程度のトラフィック容量が必要で、3G回線の場合、帯域制限になる可能性があります。従量制限のないWiMAXのモバイルルータがあれば、電車に乗っているときなど、すきま時間にPicasaのクラウド動画ライブラリーから、ストリームで見ることができます。なにより、端末のストレージ容量の制約から解放されるのは、清々しいです。
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